当院では日帰り手術、日帰り硝子体注射を行っております。日帰り手術につきましては主に白内障手術を中心に、外眼部手術(翼状片手術、結膜弛緩症手術など)も行っております。
日帰り白内障手術について
白内障とは目の中にある水晶体というレンズが濁ってくることにより、視力低下を引き起こす病気です。一般的には加齢により生じますが、アトピー性皮膚炎や外傷、糖尿病、ステロイドというお薬によっても比較的早期に起こってくることがあります。当院では点眼での麻酔に加え、前房内麻酔を行うことで疼痛を極力抑えて手術を行っております。手術時間は10分程度と短時間です。手術後は眼帯をして帰宅していただきますので、片目が見えない状態となります。手術日はなるべく付き添いの方と一緒にご来院ください。(眼帯は手術翌日の診察前に当院スタッフが外させていただきますので、それまでご自身で外さないようにしてください。)その他、詳しくは担当医師にお尋ねください。
白内障手術の合併症
白内障手術は基本的に安全な手術ではありますが、合併症などのリスクが全くないわけではありません。以下に重篤な後遺症を残す可能性があるものや、複数回の手術が必要になる可能性がある場合について説明します。
術後眼内炎(約0.05%)
眼内に細菌が入ることで、非常に強い炎症(細菌性眼内炎)が起こってしまうことがあります。術後合併症の中でも最も重篤なものの1つで、放置すると失明に至ります。術後見え方が急におかしくなった場合はすぐに連絡してください。
駆逐性出血(約0.02%)
手術中に眼内で突然、大量出血を起こすことがあります。出血の状態によっては重篤な後遺症を残すことがあります。
後嚢破損、核落下(1%未満)
手術中に水晶体の袋が破れてしまうことがあり、破れた際に水晶体の濁り(水晶体核)が残っていた場合、眼内(硝子体腔)に落下することがあります。その場合は後日、追加の硝子体手術が必要になります。
チン氏帯断裂(1%未満)
水晶体を包む袋を支えている糸(チン氏帯)がもともと非常に弱い方に起こることがあります。広範囲にチン氏帯が断裂している場合は眼内レンズを挿入できないため、後日硝子体手術を行い、眼内レンズを特殊な方法(眼内レンズ強膜内固定法)で挿入します。
手術の方法
日帰り硝子体注射について
適応疾患:加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管
目の中にごく少量のお薬を注射します。基本的には注射した方の目に眼帯(ガーゼ)をして帰宅していただきます。(眼帯をしない場合もあります。)合併症として、非常に稀(数千件に1件程度)ではありますが、傷口から細菌が入ることにより細菌性眼内炎を起こすことがあります。当院では注射翌日から3日間、抗生剤の目薬をしていただいております。また、原則として注射後、数日以内に診察を受けていただくことをおすすめしております。注射後、見え方が急におかしくなった場合はすぐに連絡をしてください。
*全身状態が悪い方や目の状態によっては、日帰りでの手術が困難な場合があります。その場合は入院加療が可能な施設を紹介いたします。また黄斑前膜や黄斑円孔、眼内レンズ脱臼、硝子体出血、網膜剥離など、網膜硝子体手術が必要な患者様につきましても対応が可能な病院を紹介させていただきます。淀川キリスト教病院でも対応が可能ですので、気軽にご相談ください。(副院長が執刀いたします。)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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日/祝 |
9:00~12:30 |
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14:30~18:00 | 〇 | 〇 |
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【休 診 日】
水曜(午後)土曜(午後)日曜/祝日
【受 付 時 間】
診療終了時間の30分前まで
(午前診 12:00、午後診 17:30)